泌尿器科に関する病気や症状には、下記のようなものがあげられます。思い当たる心配な症状がありましたら、男性の方も、女性の方も気兼ねせずに当科へご相談下さい。 |
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女性に多い病気です。おしっこのとき(おわりに)痛み、残尿感、血尿、下腹部不快感などあります。抗生剤の投与で治りますが、きちんと治療しないと再発や慢性化します。 |
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女性に多い病気です。切迫性尿失禁(トイレに間に合わず漏れる)、腹圧性尿失禁(咳、くしゃみ、立ち上がるときに漏れる)に分けられます。切迫性尿失禁は内服薬で治療します。腹圧性尿失禁は、軽度なものは内服薬、失禁体操で、重度のものは30分くらいでできるTVT手術で治療します。 |
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50歳以上の男性に多い病気です。おしっこが出にくくなり、尿の勢いが悪くなり、1回の尿量はへりますが、回数は増えます。軽度なものは内服薬で治療しますが、重度なものは、経尿道的内視鏡による手術が必要となります。 |
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男性に多い病気です。おしっこのとき(はじめに)の痛み、外尿道口から膿がでます。性病の可能性があります。抗生剤の投与で治りますが、きちんと治療しないと抗生剤が効かない菌になることもあります。 |
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会陰部や下腹部の不快感などあります。内服薬で治療しますが、治癒しにくいこともあります。 |
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精巣のすぐ脇にある精巣上体が大きくなり、痛み、高熱がでます。入院して抗生剤の点滴を行います。 |
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精巣が大きくなりますが、痛みはありません。悪性の可能性が高い場合、摘出します。 |
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陰嚢に水がたまり大きくなります。痛みはありません。針を刺して内溶液を吸引したり、手術したりして治療します。 |
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背中、横腹、下腹部などに、激しい痛み、血尿がでます。小さいものは内服薬にて治療します。大きいものは、体外破砕術(当院では器械を設置していません)、尿管鏡手術、腹部切開手術を検討します。 |
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亀頭が包皮に覆われて露出しない状態をいいます。乳幼児は包茎の場合がほとんどです。炎症を繰り返す場合や、尿が出にくい場合は手術を検討します。子供の包茎手術は全身麻酔となり、入院を必要とします。大人の包茎手術は局所麻酔で行いますので、入院の必要性はありません。 |
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血尿が出て、痛みのないことが多いです。経尿道的に内視鏡で膀胱癌を切除しますが、大きいものは膀胱を摘出しなければならないこともあります。また、化学療法や放射線治療(当院では放射線治療器械を設置していません)を行うこともあります。 |
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初期には症状がないことがほとんどです。血液検査PSA(前立腺特異抗原)を行い、前立腺癌の可能性がある場合、前立腺生検(当院では1泊2日の入院で行っています)にて確定診断となります。治療法はホルモン治療(内服薬や月1回の注射)、前立腺全摘術、放射線治療(当院では放射線治療器械を設置していません)などあります。 |
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初期には症状がないことがほとんどです。血尿、腹部腫瘤、疼痛がでることもあります。治療法は腎摘出術や免疫療法などあります。 |
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最近はバイアグラ等のかなり有効な内服薬が開発されています。内服薬の効かない血行障害が原因によるEDの場合、血行再建術(当院では行っていません)を検討します。 |
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夫婦どちらかに子供ができにくい症状がある場合もありますし、検査を行ってみてどちらにも原因が見つからない場合も三分の一ほどあります。不妊については周りから理解されにくい場合もあり、心理的負担もあるものです。子供を望む場合、夫婦で協力して検査、治療を行う必要があります。男性の検査は泌尿器科で、女性の検査は婦人科で行います。 |
※当院で器械を設置していない処置を必要とする場合は、適切な病院を紹介いたします。 |
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小島圭二(こじま けいじ) |
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徳島大学医学部卒
日本泌尿器科学会専門医、指導医 |
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